和歌山県みなべ町で育てられる梅の品種です。もともとは南部高校という学校の生徒が栽培に協力した品種で、品質登録の際に学校の名称「南高」を用いたことで「南高梅」と呼ばれるようになりました。
梅の品種はたくさんありますが、南高梅はその中でも最高級ブランドで、和歌山県のみなべ町が一大産地になっています。果肉が柔らかい、皮が薄い、種が小さいのが南高梅の特徴で、毎日食べても飽きないという人は多く、白いご飯のおともとして、相性ピッタリです。梅の実は生で食べる事が出来ないため、昔から塩で漬けした保存食として食されてきましたが、近年では梅酒や梅ジュース、梅ゼリーなど、梅干しだけではない様々な食べ方をする事ができます。
南高梅というと和歌山県の梅干しなので南の方の高価な梅だから付けられたイメージがありますが、実は高校の名前が由来で、この名前の由来を聞きて驚いた人は多いと思います。和歌山県みなべ町の南部高校の園芸部の顧問だった先生が、園芸部の部員と梅を調査していた中で、明治時代に高田さんが発見した高田梅を最高に美味しく育てやすい梅として選びました。その梅を高田梅と南部高校から名前を取って南高梅としたのが名前の由来となっています。
南高梅は通販で購入する事ができ、とくに最高級ブランドである南高梅は多くの人に贈答品として選ばれています。和歌山県の梅干しの中でも南高梅は特に人気が高く、南高梅の品質の高さは世界一だと言われているので、贈られた人はきっと喜んでくれるでしょう。